便秘で死亡することはある?

便秘は時として非常に重い病気になりかねません。便秘から他の病気が併発することはもちろん、便秘自体が原因で死亡してしまったケースも見られています。

便秘で死亡したケースとしては、1998年に21歳の女性の例がよく知られています。皆さんの中にも聞いたことがあるという人がいるかもしれませんが、この女性は便秘による「腸閉鎖」が原因となって死亡しました。腸閉鎖とは、便やガスが出なくなってしまう症状で、お腹が苦しくなるほどガスが溜まって膨らむといった症状が見られる病気です。腸閉鎖となる原因については、大腸が癒着(大腸の腸管同士がくっついてしまう症状)が起こってしまい、腸が働かなくなって便が排泄できなくなることが最も多いと考えられています。軽い腸閉鎖の場合は絶食をすることで治りますが、症状が重い場合にはガスを抜くために鼻からチューブを入れて治療しなくてはなりません。さらにひどい場合には手術の必要があります。

このような腸閉鎖で死亡した女性は、1年程前から便秘の症状があり、時々お腹が痛くなったりしていたにもかかわらず病院を受診しなかったことが便秘の悪化を招いたと言われています。死亡時には便が6.7kgも腸内に溜まっていたとされ、この便はコンクリートのように硬く、ほとんど水分を含んでいないものだったとされています。この便が溜まっていたことも原因ですが、さらに大きな原因となったのは腸に溜まっていたガスです。大量のガスがお腹に溜まっていたことで、女性のお腹は妊娠満期ほどにまで膨れ上がっていたと言います。腸を膨張させていたガスが原因にもなって、便が排泄できなかったということも考えられています。

正確な死因としては、便秘による腹痛や嘔吐からのショック症状が原因とされていますが、大きな原因が便秘であることに変わりはありません。このように便秘は放っておくと最悪の結果を招いてしまうおそれがありますので、少しでも便秘の症状を感じている場合には早めに対処していきましょう。便秘解消に最も大切なのは、規則正しい生活をすることです。食生活を見直したり、睡眠時間を改善したり、適度な運動を始めてみたり、便秘の症状がひどくなる前にできることはたくさんあります。なので、便秘解消にはまず生活習慣を改めることから始めていきましょう。マッサージやツボ押しをすることも非常に効果的です。それでも便秘の症状が改善しない場合には、お医者さんに相談してみてください。お医者さんへの相談については【病院は何科?】で詳しく説明させていただきました。ぜひそちらも参考にしてください。


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