便秘の症状
便秘とは、便が毎日出なかったり、便が上手く排泄されない症状のことを言います。
食べ物は胃や小腸で消化・吸収されて、その後大腸に辿り着きます。この食べ物が便になって排泄されるまでには24048時間、つまり102日と言われていますが、大腸の働きが正常でない場合には、便が出ない便秘の症状が起こります。こうして便が出ない状態が3日以上続いた場合を「腸管移送時間遅延型便秘」と呼びます。お腹に張りはありますが、便意をあまり感じないことが特徴です。便が毎日出ないという場合は、このタイプの便秘になります。
また、腸管移送時間遅延型便秘とはまた違った便秘の症状もあります。「便排出障害型便秘」と呼ばれる便秘の症状ですが、腸管移送時間遅延型便秘と違って便意はあるものの、上手く便が排泄できないという症状です。便意は大腸の先の直腸に便が溜まると起こります。そして肛門が弛むことで便が排泄されるというわけですが、便排出障害型便秘の場合はこの便の排出時に問題があります。直腸のポケット部分に便が溜まってしまったり、肛門が上手く弛まなかったり、力んでも便が上手く排泄できなかったり、便がまだ残っているような症状も起こります。
便秘の症状としてはこのような事例がありますが、便秘の症状の分類としては、痙攣性便秘、弛緩性便秘、直腸性便秘という症状にも分かれます。痙攣性便秘については【痙攣性便秘とは】、弛緩性便秘については【弛緩性便秘とは】をご覧下さい。
そして、便の状態も便秘の症状に大きく関わってきます。皆さんの便はどんな状態でしょうか?便がうさぎの糞のようにコロコロとしている場合には、便が排泄されるまでの時間が通常よりもずっと長く100時間ほどかかっていると考えられています。それだけの時間、大腸に便が溜まっていたということになります。このコロコロとした便の状態は、便秘の症状が重い場合によく見られます。またいくつかの便の固まりがくっついた状態の便や、ソーセージのようなかたちでひび割れている状態の便も、便秘の症状があるときに排泄される便の状態です。ちなみに健康な便の状態は、適度にやわらかくバナナのようなかたちをしている便です。便の状態を日頃から気にしておくことも便秘対策のひとつですので、排便の際には便のかたちや状態をよく見てみてください。

